2nd 「夢とそっくり」

2022年9月1日

水色のコンバース

アクアリウムにビー玉を沈めてみた落としてみた
差し込む朝日が天国を映し出してくれるように
ホントは天国なんて知らないが
こんなイメージできっと間違いないだろう

叫び声が音にならない、そんな夢を見た朝に
魚を形取った雲が涙を誘うよ
足元は新品の水色コンバース
心のデクライン、蹴り上げる
放物線を描いて飛んでっちまった
あ〜あ

空に戯れるあの魚
追いかけて君と、2人口遊む
空に溶けてゆくあの雲を
追いかけて君と、2人口遊む

深い闇に落ちてしまう、そんな夢を見た朝に
魚を形取った雲が涙を誘うよ
泥跳ねた新品の水色コンバース
心のデクライン、蹴り上げる
草むらの向こうまで飛んでっちまった
あ〜あ

あ〜あ

水無月

月のない空だ
夜の帳に足音さえも吸い込まれそう
寄り添う影を風が揺らして
タバコの匂いがかすめていった

通りの灯りが、チラチラ覗き込んでる線路沿いの道
遠く聞こえる笑い声から、逃げるみたいにさ
あの道を行こう

大事そうに見下ろす視線を見返して歩く時間は
いつまで続くだろう この道はどこに向かってる

楽しそうに水面を叩いて、潜っていった暗い水の中
黙ってたって大切なことは、わかってるんだ
その瞳の中に、いつでもあるから

思い出語る 吸い付く風に溶け込む声と川の音響く
隙間風を塞いだ手は温かいから
ねえ、笑顔を見せて

大事そうに見下ろす視線を見返して歩く時間は
いつまで続くだろう いつまでも進めたらいい

息切らして追いかけているよ 絡まってる現実の海で
うたかたの夢で終わるのは悲しすぎる
まだ先があると、信じていさせて

ツバメ

ノートに何かを書きかけてやめた
きっと大した事じゃないんだろう
大事な事だったのかも知れないが
ひらめきの神はダンマリだ

歴史のエンドロールの端っこに
この名前が載る程度の仕事を
朝の人波は今日も無言のまま
灰色の心をけしかける

ツバメが空に描く飛跡を
人差し指でなぞりながら
昨日に傾きかけた心
鉄屑の森を掻き分けて
僕たちは生きている
愛する人々と共に

きっと僕は呪われた子供
リトルボーイならきっとそう言うさ
薄汚れた、でも素晴らしい世界に
夢が溶け込んだ優しい雨が降る

ツバメが空に描く飛跡を
人差し指でなぞりながら
昨日に傾きかけた心
鉄屑の森を掻き分けて
僕らは生きている
愛する人々と共に

ツバメのテールが青い空の
キャンパスを切り裂いて
めくれ上がった空の隙間から
戦い破れた亡霊たちが
登ってゆくのが見える
僕らを置き去りにして

夢みるオオカミ

酒で満たされた
海の上に月が登る
そして俺たちは
行方知れずになる

夢見るオオカミ
黒いバンダナを
頭に巻き付けてキメたら
全て噛み砕いてやろう

バベルの塔の上に立って
見渡す世界は、思わず吐いてしまいそう
だけど振り返るヒマはないさ
夜空の星を盗み出すんだ
そしたら君にあげる
冷たい手触り

どのみち明日世界は行き先知れず
見下ろす月が知っている
引き返せないと分かっている

酒で満たされた
海の上に月が昇る
そしておれたちは
呆れるほど、おれたちさ

バベルの塔の上に立って
見渡す世界は、思わず吐いてしまいそう
だけど躊躇うヒマはないさ
夜空の星を盗み出すんだ
人生は輝いてる
キラ星を君にあげる

挨拶

ひとつ明かりを灯して 
またひとつ明かりを灯して行く


常世の国で



遠い昔に描かれた

古い図面を抱えて行く

手を取って


夕星、統ばる星を
宵の帳に掲げて


仰ぎ見た者は

空に祈る歌を紡いだ


ひとつ明かりを灯して

またひとつ明かりを灯して

ひとつ明かりを灯して行く

赤とオレンジ

デフレパードなんて聴かない
それなのに君は
ケースが割れたCDを
投げておれに寄越したんだ

貰い物のはずなのに
夜明けと共に借り物に
地を這うおれが見上げる空
罪と罰が置きっぱなし

梅雨入り前の
タンポポの綿毛を
吹いて空に飛ばす
登ってゆくよ
赤とオレンジの空に
一人ぼっちで

汗まみれ、くだらねえ
でもこの背中に翼が生えていたら
何でも出来るだろう
夢を叶える事すらも
涙は乾いたぜ、涙は乾いたぜ
涙は乾いたぜ、涙は乾いたぜ

借りっぱなしのCDを
返す事が出来ないぜ
君は今も雲の上
追い詰められた心のまま
笑う事など出来はしない
涙枯れた臆病者の
伏せ字の名前が掠れてるぜ。

梅雨入り前の
タンポポの綿毛を
吹いて空に飛ばす
登ってゆくよ
赤とオレンジの空に
一人ぼっちで

泥だらけ、くだらねえ
でもこの背中に翼が生えていたなら
何でも出来るだろう
君に会いに行く事すらも
涙は乾いたぜ、涙は乾いたぜ、
涙は乾いたぜ。涙は乾いたぜ